MAGAZINE当矢通信

展示会

モトヤコラボレーションフェア2024 TOKYO / 出展後記

モトヤコラボレーションフェア2024 TOKYO / 出展後記

POINT

・5年ぶりの東京開催ということもあり、ご来場者が2,000名を超え、大盛況でした。
・これまでの輪転印刷の枠を超えた新たな取り組みをご案内しました。
・これからも挑戦し続けて、200年企業を目指します。

創業より123年〜新たな地平へ〜

2024年7月4日(木)/5日(金)の2日間にわたって『モトヤコラボレーションフェア2024 TOKYO』が東京都千代田区のアキバ・スクエアで開催されました。今回、当矢印刷は【ATARIYA チャレンジ】をテーマに据え、コラボレーションブースに出展させて頂きました。
結果的に2日間で2,000名以上のお客様がご来場。弊社ブースにも沢山のお方(途中何度もブース内が一杯になるほど!)にお立ち寄りいただき、大盛況のうちに会期を終えることができました。
本コラムでは、この度の出展でご案内させて頂いた弊社の「新しい挑戦」について振り返らせていただきたいと思います。123年の歴史のなかで輪転印刷会社として積み上げてきたノウハウやお客様から頂いたご要望を糧に創出した新たなサービスとプロダクトについて改めてご一読いただければ幸いです。

ATARIYAチャレンジ「新たな3つの取り組み」

1.「印刷から発送までお任せください」 〜インラインDMソリューション「ILDMS」〜

ブースの半分を使ってご案内させていただいた新サービス。これまで弊社では「印刷から加工まで」を主軸にDMを製造しておりましたが、この度、アドレス通商様との協業により、その先の「発送まで」をワンストップで対応することが可能になりました。既存のお客様へは対応範囲の拡充、新規のお客様にはトータルプリンティングの強みを中心にご説明させていただきました。「エンドユーザー様への発送作業」という長年の課題を克服したこともあって、出展ブースに立った営業の説明にも熱が入りました。
(※サービスの詳細はこちらのリーフレットをご覧ください)

2.「大量印刷、だけどエコ?」 ~現在開発中「ペーパーバック(平袋)」~

最も御反響をいただいたのが、こちらのペーパーバッグでした。弊社のインラインフィニッシュを活用し、巻き取り用紙から大判の平袋が製袋されて完成品として出てくるという、ありそうでなかった印刷プロダクト。プラスチック包装への代用品、横持ち運送を省略することによるCO₂排出量の削減など、この脱プラ時代にフィットする環境配慮型の印刷サービスを目指しています。どのように使うのか?どんな条件が求められているのか?今後もお客様からご意見をいただき開発を進めてまいります。(※詳しくは製品ページをご覧ください)

3.「え、あの”輪転の当矢”がPOD!?」~新導入「Revoria Press PC1120」~

「当矢さんといえば大量印刷でしょう」「最近そんな大きいロットの案件は中々ないなぁ…」というお声を会期中にも何度かお伺いしました。この、度弊社で導入する『Revoria Press PC1120』は、小ロットでの中綴じ製本や6色印刷による多彩な表現の他、世界初のグルートナーによる圧着が可能。こだわりの印刷をどのようなロットでもご発注いただけるようにPODの導入を鋭意進めております。
※正式な運用開始は後日改めてアナウンスさせて頂きます。

今後に向けて

今回は若手社員の多くが展示ブースに立ち、製品やサービスのご紹介にあたらせて頂きました。「こんなことができるの」「面白いね」「うちで使えるかもしれない」など、ご来場された多くのお客様からご好評をいただきました。自社の強みや市場のニーズを肌で知ることができ、大変貴重な経験となりました。
燐寸製造から商業印刷へ、単なる印刷に留まるのではなくインラインフィニッシュの導入へ…これまでの123年間も挑戦ばかりの日々でした。当矢印刷は、これからも世の中が求める新たな取り組みやソリューション提案を続けてまいります。文末にはなりますが、弊社ブースにお越しくださった皆様、そしてこのコラムをお読み頂いた皆様にお礼申し上げます。